今日は久しぶりの取引先の自動車整備工場を訪問しました。
この工場は、令和2年4月から始まった
≪自動車特定整備事業≫の認証を受けています。
特定認証とは、今までの分解整備と、最近増えて来ている
【自動運行装置】
【自動ブレーキ装置】
【レーンキープ装置】
など、電子制御装置のついた車の整備が可能になる認証制度です。この≪特定認証≫を持っていない事業者は、上記に記載した電子制御装置の修理、交換等の整備は出来ません。この工場のオーナーさんは、しっかり先を見据え、真っ先に電子制御装備の整備主任者資格を取得しました。
最近、車の性能が益々上がって来ていますし、台数も増えて来ています。その自動車を整備する事業者がディーラーだけとなると、車のオーナーさんも困りますね。整備工場は勿論、自動車整備に関わる事業者(カーショップ・ガソリンスタンド)も認証を受ける際の投資や整備主任者の育成等、数年先を見据えた動きが必要になってきます。
本題ですが、この工場はオーナーさんが独立して8年目になります。整備技術や知識は勿論、従業員教育やお客様対応等、とてもしっかりしており、固定客も非常に多く、顧客との硬い信頼関係が築かれています。
決して建物が新しいとか、お客様向けの設備が最新だとか、そういう訳ではありませんが、≪信頼の技術≫と≪高度な知識≫ そしてオーナーさん、従業員さんの人柄でしょう。
いつも話をしていると、お客様を心配したり、気に掛けたりと、とてもお客様を大事にしている事が伝わってきます。そして既存の固定客が新たな顧客を創出する自然の流れが出来ています。オーナーさんが人気者で、そのブレーンも信頼されているんです。素晴らしいと思います。
一方で、見かけはとても立派な店舗でも、マニュアル通りのビジネスライクな接客、時には挨拶無し、さらには無視(笑)な店、沢山あります。
【箱】と【中身】の相関関係を感じます。
最近、今後【AI】の普及によって仕事が減る業種ランキングとか目にしますが、色々な物が自動化されて、人の手間がいらなくなって来ますね。
でも、人がいる事で、人がいるからこそ、お客様が来店してくれて、収益が生まれるならば何もかも自動化する事はあまり良くありません。
ただ、せっかく従業員さんがいるのに、悪い印象を与えてしまうならば、自動化(無人)の方を選択せざるを得ないですよね。
自動化・無人化は今後進んで行く中でも、人のスキルアップは必要です。
商品には人気商品があります。しかし≪人気者≫になれるのは人だけです。今のところ、自動化された機械はさすがに人気者にはなれないでしょう。俳優さん、芸人さん、みんな人です。お客様の人気者になりましょう。専門知識にプラスして、ユーモア&バイタリティを盛り込んで、お客様から「あの人に会いたい」「久しぶりに顔を身に行こう」とか思われれば最高ですね。無理ではありません。人の可能性は測れませんから。
あくまで主観です。私の思考の中のひとつです。
業種にもよりますが、何かのヒントになればと思います。
私もおもしろい事が好きで、新しい発見を日々求めているので、他人からすれば「無茶な事」と思う事から、何らかの可能性を見出そうとしています。なぜならば、他人の「無茶」にあまり明確な根拠が大体無いからです。
会社組織がAI化されると、トップの指示の元で売上や利益、予実管理や売上予測等を行う分析専門の【中間管理職】の仕事がいらなくなるのではないでしょうか。現場や店舗が求めることは、主観無く、AIが正確に答えてくれるようになるからです。その方が、現場店舗もスムーズに仕事を進めることが出来ます。中間管理職も【板挟み】になる必要が無くなります。しかし、管理者としての職責者は必要だと思うので、無駄なプロセスの管理業務を簡略化し、自由に仕事が出来る環境作りが必要なのでは、と感じます。
ウエイティングルームと
お客様と従業員共有のWANDAワンピース缶コレクション。
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