今朝のニュース、ネットに出ていましたので、実名を出しますが、大阪府の【追手前学院高校】の教師向け講習の中で、講師が受講した教師に対し、【腐ったミカン】等の暴言を吐き、さらには個人攻撃を繰り返しおこなった。その結果、うつ病を発症し、今回労災認定された。
今回の講習会の講師はコンサルタント会社の外部講師。その外部講師は【あくまで学校からの意向】としている。但しボイスレコーダーの音声を聞きましたが、明らかに高圧的であり、あれが外部講師の講習として認められる状態ならば、学校内自体も相当問題を抱えているでしょうね。
コンサルティングは、クライアントから【自分達(校内)では解決できない課題や問題を解決する為】にサポートや実務を行います。しかし、以前のブログにも書きましたが、【コンプライアンス】の問題があります。
コンプライアンスを無視してでも、クライアントの意向通り業務をすすめるのか。
コンプライアンスを重視して、違う方法を考え、結果的にクライアントの意向通りになるように業務を進めるのか。
もちろん、【コンプライアンス】を重視します。そして違う角度からの解決方法を提案しなければなりません。
コンサルティング会社、そしてコンサルタントにも生活があります。正直迷ったと思いますが、結果的にうつ病患者を生み出し、労災認定され、メディアにも取り上げられ、会社の名前も公表されてしまった。正直最悪な結末です。
ニュースでは、元職員と学校側とのやりとりのみ取り上げられていましたが、ウラでは学校側とコンサルティング会社との何らかのやりとり(賠償等)が発生するのでは。
学校側からはレコーダーを聞いて「あのようなやり方は無い」「あのよう内容の講習会はこちらの意図に沿っていない」…等。
今はどこの企業も労働、コンプライアンス関連の課題を抱えています。
すぐに改善可能なこと、中長期的な時間を要することがあります。
物理的に無理な事はすぐに解決出来ません。そこを駆け引き押し問答するのも当社では業務のひとつとしています。
繰り返しますが、クライアントの意向に背くと、失職する可能性もあります。
なので…
契約書にはしっかり【コンプライアンスに抵触すると判断した業務については行わない】【公的機関に事前確認する】などを記載する。万一相手側から契約の途中解除等の圧力がかかったとしても、契約不履行は相手側となります。
結論、今回のケースはコンサルタントの判断の誤りで、クライアントに多大な社会的、金銭的な問題を与えてしまいました。
クライアントも人間ですから、必ず感情があります。そして主観的になる場合があります。その結果、大きな判断を誤る場合があります。そうならないように、しっかりコンサルティングをしましょう。
言いなりはダメです。弱い立場に立ったら【契約】を盾に戦う。
それがクライアントの為です。
私は、コンサルタントとは【モノ作り】こそしませんが、ある意味【職人】と思っています。職人気質で拘りを持ってほしいと思います。腕を磨くんです。
決してキレイ事ではありませんよ。これから、もっとそういう意識を持つことが必要です。
我々が飲み込まれたら、今の日本の悪しき文化は消えず、日本はどんどん他国にいろんな意味で追い越されて行きます。
話が大きくなってしまいました。
ご閲覧、ありがとうございました。
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