• 株式会社アン・リテーリング

代表者挨拶・プロフィール

更新日:8月19日



















金谷 秀則(かなたに ひでのり)

株式会社 An.Retailing

(アン・リテーリング)代表取締役


  • 1978年 仙台市生まれ

  • 1996年 宮城県富谷市の県立富谷高等学校卒業

  • 1996年 株式会社ENEOSフロンティア入社(旧社:太平洋石油販売株式会社)

  • 2006年 SS店舗マネージャー職に就く

  • 2010年 6月カーメンテ収益単月10,000千達成 他支店、系列会社のマネージャー        対象にSS運営・販売に関わる研修受け入れや、チーフマネージャーとして支店内オープン企画・販促企画を担当

  • 2012年 9月・12月カーメンテ収益単月10,000千達成 

  • 2014年 関係子会社化した菊長石油株式会社へ出向。会社のNo,2として直営SSの販売部門を担当。卸売部門販売店オーナー様向け研修会講師。企画、教育研修、SS改装等のハード案件等、幅広く担当し経験を積む

  • 2018年 出向解除 株式会社ENEOSフロンティアのグループマネージャーとして直営SSの販売管理を担当

  • 2019年 同社SVとして直営SSの販売管理、改装等ハード案件を担当

  • 2020年 12月に独立起業 株式会社アン・リテーリング設立


資格等

  • リテールマーケティング 販売士 ※日本商工会議所資格

  • 国家資格自動車整備士

  • 危険物取扱者乙種第四類

  • コーティング認定技術者

  • 各種タイヤメーカーアドバイザー 他





近年、インターネット販売の普及により、店舗型小売店は、それに対抗する価値観の創出が必要となっています。

その為には「私の店は○○を売っています」の○○の中は、「モノ」ではなく「モノゴト」に転換させることが必要です。

ただ「売上を上げること」を考えるのではなく、お客様が本当に必要としていること、実現したいことにフォーカスし、その手段としてモノを買って頂く。

売り手の役割はそこにあります。

想像の範囲で構いません。そのモノを買ってくれたお客様がどんな体験が出来るのか。

そのお客様は、どういった状況になるのかをイメージすると、色々なアイディアが浮かび、その先の新しい価値(サービス)の創出に繋がります。

販売をモノレベルで考えるのではなく、コトレベルで考える。

その為には販売員が相対でヒアリングを行い、お客様が本当に必要としているコトに対し、ベストな提案をします。

これは小売業に限らず、卸売業やサービス業全てに共通することです。


そして私の前職は石油小売販売(ガソリンスタンド)でした。

ガソリンスタンドも小売業に含まれますが、マーケティングの部分は特殊です。それは「お客様が自動的に来店する」からです。一般の小売店は、まずひとりのお客様に来店して頂くマーケティングから行います。私のマーケティングは、その二つの考え方を融合させ、新しい小売のカタチを創出することです。勿論、目的は収益の向上ですが、そこに至るプロセスについてはこれまでに無い、独自性を持ったご提案をさせて頂きます。



ここから先は石油小売業界の人にしか分からない内容になりますが…


私がガソリンスタンド(以下SS)で働くようになったきっかけは、高校時代に私が硬式野球部に所属していた頃です。

ポジションはキャッチャーでしたが、スローイングを矯正する練習で右肩を壊し、医師の診察の結果は全治6か月。


元々、クルマやバイクが好きでしたので、SSの仕事には以前から興味があったのですが、ある時、同級生がアルバイトを始めたのを聞きました。私も悩みに悩みましたが、自分もSSでアルバイトをしよう!と硬式野球部を退部。当時の日商岩井石油さんのハートフル泉ヶ丘で働き始めたのがスタートでした。

(ちなみに友人は宇佐美さんの泉ヶ丘にあったSSです)


その後、他のアルバイトも経験しましたが続かず、SSに戻るのを繰り返していました。(日商岩井石油さんの他に、アベキさん、矢野新商事さんで働かせて頂きました)


高校3年になり、進路を決める時期。私は自動車整備士の資格を取得したく、宮城県高等技術専門校の自動車整備科を受験しましたが、勉強不足もあり不合格。


その後進路を迷っていた頃、以前に矢野新商事さんで働いていた時、社員さんが「日石(現ENEOS)の会社に就職すれば資格が取れる」と聞いていたのを思い出し、学校の進路指導室の新卒採用の求人から、太平洋石油販売を発見。

見事就職試験にも受かり、本格的にSS人生が始まりました。


入社当時は無類のチャレンジ精神で、元売りや会社の企画には積極的に参加し、ライバルに負けて泣いた事も…。上司ともよくケンカしましたねぇ…


その後、サブマネ、マネージャーとなり、32歳の2011年に東日本大震災を経験。自分のお店が津波でめちゃくちゃに。


その時、ある人が歩道から自分の店を見て、泣きながらこう言ったのです。

「ああ…私のENEOSが…」と。今でも忘れません。

というか、あの時目にした光景は一生忘れないでしょう。


当然ながら、私は手回しで給油を開始し、警察の指導が入るまで給油を続けました。

周辺では車内で既に亡くなっている方もいましたが、それに動じている場合では無かったですね。(撤収の際に、手をあわせご冥福をお祈りしました)


いつもお世話になっているお客様、地域が大変なことになっている時こそ、SSは給油を継続しなければならない、本来そういう存在なんです。有事の時の駆け込み寺です。その時改めて感じたことです。


だからこそ、今、SSの現場で働いているスタッフさん達に伝えたいのは、日常生活の中で自分達のお店、自分達の仕事の社会的役割は、非常に大きいということ。今以上に、SSのプロとして勉強し、専門知識を養い、大きなプライドを持って仕事して欲しいと思っています。それをもとに、高品質なサービス創出してお客様に提供しましょう。消費者もそれを求めています。ニーズは高いです。


業種を問わず、お客様の事を考え、愚直に誠実さを持って日頃から接していれば、必ずお客様は応えてくれます。良い発想が生まれ、お店も繁盛します。そして有能なスタッフ達が生まれます。


これから地球温暖化防止の為、ガソリン等の化石燃料の代替エネルギーが普及してきます。

しかし、SSは無くなりません。今取り組むべきことは、より一層魅力のある業界にする為に、勉強して現状の販売・業務スキルを上げる、職場環境を整える、そして新しいサービスを創造しましょう。コンビニ併設、コインランドリー併設の店舗も増えています。たしかにビジネス的な観点からすると、その選択肢も有りだと思いますが、それはそれ。本来のSSの役割とは何でしょうか。SSスタッフの役割とは何でしょうか。店舗が減ったからといっても雇用も維持しなければなりません。

元業界人だからこそ言えます。マーケティング次第で可能性はまだまだ広がります。



話を戻します。


最後に、お客様の笑顔と、働く従業員さん達の笑顔が多いお店には、自然とお客様が集います。私は現場を離れてからは、店舗を回った時にそんな光景を遠くから眺めること好きでした。良い職場環境作りも大切なことです、笑顔が無い、ギクシャクした環境で良い仕事は当然出来ません。自然と笑顔が増えるお店を作りたいですね!

今でもプライベートで、業種問わずにお店を回ってみて、良いお店は隅々まで観察するのがひとつの趣味となっています。(半分仕事ですが)